
三代、伊勢で麺を打ち続けています。
山口製麺は昭和23年に伊勢で創業し、以来この土地の伊勢うどんを作り続けてきました。現在は三代目の山口博司が製造を担っています。地元のスーパーへの卸と全国への通信販売、どちらも私たちの仕事です。日常の食卓に並ぶ一杯を、変わらない形で届けています。

三代目店主
船に乗りたかった。ある映画の影響で、私は海の仕事に憧れていました。鳥羽商船を受けましたが、裸眼の視力が規定に届かず、その道は閉じました。 25歳で伊勢に戻りました。継ぐと決めたのは30歳のとき。職人さんやお客さまの話を聞くうちに、この味を絶やすわけにはいかないと思うようになりました。 今も心がけているのは、自分の一番大切な人に食べてもらいたいものを作るということ。いつ食べても変わらず懐かしい、と言っていただけたときが、いちばん嬉しい瞬間です。
— Hiroshi Yamaguchi —

新しい味を作る仕事ではありません。去年と同じ、10年前と同じものを、今年も同じように作る。それがこの仕事の中身です。地味に聞こえるかもしれませんが、同じであり続けるほうが、変えるより難しいと感じています。 粉はその年によって違います。気温も湿度も日ごとに変わる。それでも出来上がりを揃えるには、条件のほうに合わせて手を動かすしかありません。 お客さまから「いつ食べても変わらず懐かしい」と言っていただけたとき、この一年もちゃんとできたと思えます。褒め言葉としては地味ですが、私たちにとってはいちばん嬉しい言葉です。
山口製麺は昭和23年から、伊勢うどんを作り続けてきました。練り水は前の日から汲んで落ち着かせ、生地は両手でこねて一晩寝かせる。工程を一つ飛ばせば、その分だけ味は変わってしまいます。先代から受け継いだのは、この手間を省かないという一点です。三代目となった今も、いつ食べても変わらず懐かしいと言っていただける一杯を目指しています。
昭和23年3月、三重県伊勢市大世古にて製麺業を開始。米作の少ないこの土地で親しまれてきた、太いうどんの製造を始めました。
創業から40年あまりを経て法人化。それまで続けてきた地元のスーパーや小売店への卸を、法人として引き継ぎました。
伊勢まで足を運べない方にも届けたいという思いから、自社サイトでの通信販売を開始。伊勢うどんを全国へ発送できるようになりました。
先代から製造を引き継ぎ、三代目として就任。受け継いできた生地の手ごねと水の仕込みをそのまま守りながら、現在まで製造を担っています。
伊勢うどん3食入りが日本フードアナリスト協会の審査を通り、2024年8月に金賞として認定されました。
手を抜こうと思えば、いくらでも抜ける工程があります。水を前の日から用意しなくても、生地を一晩寝かせなくても、うどんの形にはなる。それでも省かないのは、自分の家族に出せるかどうかを基準にしているからです。 受け継いできたのは、食べ物は両手を加えないとおいしくならないという言葉。作り手が手をかけた分だけ、食べる人に伝わる。それを信じて、今日も同じ手順を繰り返しています。
昭和23年3月、山口製麺は伊勢の地で麺づくりを始めました。太い麺にたまり醤油のタレを絡める食べ方は、この土地の暮らしのなかから生まれたものです。 昭和40年代、地元のスーパーに並ぶ際に他の細いうどんと区別する必要が生まれ、この麺は伊勢うどんと呼ばれるようになりました。以来、包装も設備も移り変わりましたが、水の仕込みと生地の寝かせは、今も同じように続けています。 1991年に法人化し、2000年には通信販売を始めました。伊勢まで来られない方にも、お参りの帰りに食べたあの味を届けたい。それが今も変わらない私たちの仕事です。

| 会社名 | 山口製麺有限会社 |
|---|---|
| 店舗名 | 山口製麺 |
| 代表 | 山口 博司 |
| 住所 | 〒516-0079 三重県伊勢市大世古4-5-21Googleマップで開く |
| 電話番号 | 0596-28-2830 |
| 営業時間 | 8:00〜16:30 |
| 定休日 | なし |
| Webサイト | https://www.ise-udon.net/ |